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2017/12/3(日)のフィールドワーク

現地の滞在時間:7:00~13:00
到着時の気温:4℃(気象庁発表)
撤収時の気温:13℃(気象庁発表)
現地日向気温:5℃(8:00) 9℃(10:00) 18℃(12:00)(持参気温計)
天候:晴
探索対象:ホソミイトトンボ

定期観察しているフィールドで、前回の訪問は
11/25

前回の探索を参考に、今回の「ホソミイトトンボ」と、その他の状況
★11/19より、チャノキで観察できてる4個体中3個体は、いなくなっていた。
・チャノキの根元近くの枝に静止していた、メスの個体は継続観察できている。
★同じチャノキに、新たなオスの個体が観察できた。
・先週、馴染みの虫友さんが発見した個体。
★竹林の林縁部の枝に張り付いていた、メスの個体はいなくなっていた。
★地表面から1.7mくらいの木の枝に静止していた、新たなオスの個体が観察できた。
★数日前に気温が高かった日があったので、トンボが移動したと思われる。
★今回、観察できた個体は、3個体。

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今回は、馴染みの虫友さんも参戦するとのことで、現地の駐車場で待ち合わせ。
(この日の馴染みの虫友さんの投稿内容は、コチラ。)
まずは、11/19より「ホソミイトトンボ」が観察できてるポイントに、向かいました。

11/29(水)には、現地では気温が約20℃になりました。
流石に移動した個体がいると思われます。

観察ポイントに到着し、現状確認。
観察できた個体は、2個体になっていました。
やはり、気温が高かった日に移動してしまったと思われます。

とりあえず現状の撮影。
ゴチャゴチャした所に潜んでいるので、気に入った写真になりません。

まずは、11/19よりチャノキで観察できてる、メスの個体を撮影。

ホソミイトトンボ越冬型♀
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 45mm F1.2 PRO
自分の体の太さと同じような枝に静止しているので、見落としがちです。
f0376976_20364617.jpg

ホソミイトトンボ越冬型♀
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 45mm F1.2 PRO
f0376976_21011671.jpg

次に、同じチャノキにいた、新たなオスの個体を撮影。

ホソミイトトンボ越冬型♂
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 45mm F1.2 PRO
f0376976_21373532.jpg

撮影を程々にして、付近に新たな個体がいないか、探索を始めました。
今まで、あまり注視していなかった、目線の高さの木の枝で発見。
太陽の光が効率良く当たるように、体の向きをこまめに変えていました。

ホソミイトトンボ越冬型♂
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 45mm F1.2 PRO
f0376976_22043560.jpg

ホソミイトトンボ越冬型♂
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 45mm F1.2 PRO
f0376976_22044123.jpg

「ホソミイトトンボ」を撮影していると、ふと、気付いた事がありました。
すぐ近くの木に、アカネ属のトンボが枝にぶら下がっていました。
よく観察すると、翅が無く、体にカビのようのものが付着してました。

あ!!

ヤンマタケ(宿主ナツアカネ)
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 45mm F1.2 PRO
f0376976_21441121.jpg

なんと、「ヤンマタケ」でした。
(「ヤンマタケ」を含む冬虫夏草の詳細は、コチラ。)
コレが見たいがために、詳しい知人に案内を頼んで、2015年・2016年には遠征しました。
私が通っているフィールドで観察できた事は、嬉しい誤算でした。
ただ、気になることがあります。
「ヤンマタケ」は、適度に湿度がある環境を好みます。
今回観察できた環境は沢沿いではなく、山の斜面の途中の開けた場所。
意外と、この場所は、湿度があるということかもしれません。

さらなる越冬体勢の個体を探索する事にしました。
まずは、馴染みの虫友さんと前回探索した裏山へ向かいました。
竹林・落葉広葉樹林などを探索してみましたが、見つからず。
下山し、昨シーズンに越冬態を観察できたポイントを探索するも、見つからず。

新たな越冬体勢の個体は、なかなか、見つかりません。

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赤字には、主にオリジナルサイズの写真が閲覧できる「PHOTOHITO」のURLを埋め込んでいます。
「PHOTOHITO」のページで写真を表示した後、さらに写真をクリックするとオリジナルサイズになります。
オリジナルサイズは、さらに拡大表示できますので、解像感の参考にして下さい。
(スマートフォンでは、本来の解像度が出力されないようなので、PCでの閲覧を推奨します。)

「ホソミイトトンボ」の発生状況・形態の投稿内容は、コチラ
「ホソミイトトンボ」の交尾・産卵の投稿内容は、コチラ
「PHOTOHITO」のホソミイトトンボの写真一覧は、コチラ

「ヤンマタケ」を含む冬虫夏草の投稿内容は、コチラ
「PHOTOHITO」のヤンマタケを含む冬虫夏草の写真一覧は、コチラ


by ba-mf08 | 2017-12-03 22:20 | トンボ | Comments(0)

冬虫夏草

冬虫夏草とは、昆虫に寄生したキノコの仲間です。
「ヤンマタケ」はトンボに寄生し、無性生殖で増える不完全型の冬虫夏草です。

ヤンマタケが見られる環境は、林内を流れる沢に張り出した木の枝などに着生した状態で見つかります。
今まで見た事がある宿主は、ミルンヤンマ、ノシメトンボ、ナツアカネです。


ヤンマタケの発生・成長過程は以下の通りです。

①夏から秋にかけて生きているトンボに分生子(胞子)が感染。
②体内で菌糸が育つと、なぜかトンボは何かにつかまった状態で死に絶える。
③宿主の翅は、菌糸の成長過程で早い時期に取れてしまう。
④体の節々から菌糸の塊(子実体)が突出した状態で越冬。
⑤翌年の夏に、体から突出した子実体に、朱色がかった分生子(胞子)の塊をつけて成熟。
⑥「ヤンマタケ」が成熟した後、さらに年を越して成熟度が増すと、有性生殖で増える完全型になると考えられています。
有性生殖で増える完全型は「タンポヤンマタケ」と言います。
(1年でタンポヤンマタケになることもあるようです。)


「ヤンマタケ」と「タンポヤンマタケ」の見た目の違いは以下の通りです。

★子実体の違い
「ヤンマタケ」・・・・・・歪な棍棒型
「タンポヤンマタケ」・・・タンポ型(キノコ雲のような形)

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以下、冬虫夏草の作例(閲覧注意)

ヤンマタケ(宿主ノシメトンボ)
OLYMPUS OM-D E-M1
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
OLYMPUS エレクトロニックフラッシュ FL-600R
初めて「ヤンマタケ」に出会えました。

ヤンマタケ(宿主ナツアカネ)
OLYMPUS OM-D E-M1
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
OLYMPUS エレクトロニックフラッシュ FL-600R
深度合成
背景をボカし、被写体には(ほぼ)全てにピントが合いました。

ヤンマタケ(宿主ミルンヤンマ)
OLYMPUS OM-D E-M1
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO
OLYMPUS エレクトロニックフラッシュ FL-600R
広角レンズで生息環境も入れ込みました。

ヤンマタケ(宿主ミルンヤンマ)
OLYMPUS OM-D E-M5 Mark II
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO
OLYMPUS エレクトロニックフラッシュ FL-600R
深度合成
翅が残っている個体は、非常に珍しいです。

種名不明
OLYMPUS OM-D E-M1
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
深度合成
宿主は「蛾」の仲間だと思われます。

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赤字には、主にオリジナルサイズの写真が閲覧できる「PHOTOHITO」のURLを埋め込んでいます。
「PHOTOHITO」のページで写真を表示した後、さらに写真をクリックするとオリジナルサイズになります。
オリジナルサイズは、さらに拡大表示できますので、解像感の参考にして下さい。
(スマートフォンでは、本来の解像度が出力されないようなので、PCでの閲覧を推奨します。)

「PHOTOHITO」のヤンマタケを含む冬虫夏草の写真一覧は、コチラ


by ba-mf08 | 2016-11-02 22:47 | 冬虫夏草 | Comments(0)