2017/1/8(日)のフィールドワーク

定期観察している「ホソミイトトンボ」の様子を確認するために、いつものフィールドに行ってきました。

2016/12/4の観察を最後に、プッツリと姿を消してしまいました。
同じ成虫越冬種である有名な「ホソミオツネントンボ」と違い、「ホソミイトトンボ」」の越冬については、あまり知られていません。
完全に越冬モードになっているので、かなり見つけるのが困難な状況です。

現地には午前9時頃に到着。
到着時の気温は4℃で湿度は86%(気象庁発表)。
天候は曇り。
ちなみに、フィールドを撤収する前後の正午の気温は7℃で湿度は70%(気象庁発表)。

今回は、最後に見たポイントを中心に探しました。
(繁殖水域に隣接する山を上がったポイントと繁殖水域近くのアシ原)
前回最後に見た時は、陽射しがあったこともあり、広く見渡しての捜索でした。
今回は、太陽が出ていたら日向になるポイントを、目を凝らして捜索しました。

まずは、繁殖水域に隣接する山を上がったポイントを捜索。
1時間捜索したが、見つからず・・・


ココに来る度に出会える、カビに侵されたカミキリムシのその後の様子を観察。

カミキリムシ
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
OLYMPUS マクロフラッシュ STF-8(光量比 左1:右下8)
前回はクリップオンストロボを使用して撮影しましたが、今回はマクロ撮影用ストロボを使用。
今までよりも、まんべんなく光が回っていて満足の仕上がり。


次は、繁殖水域近くのアシ原を捜索。
ココは少し広いので2時間捜索したが、またしても見つからず・・・


その代わり、別なものを発見。

モズのはやにえ(カエル)
モズのはやにえ(ドジョウ)
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
だいぶ干からびているが、本当にあとで食べるんだろうか・・・

ホンドカヤネズミの巣
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
鳥の巣かと思い、入り口から指を入れて確認したが、卵の殻は見当たらず・・・
おそらくは「カヤネズミ」の巣と思われます。
今回は、2球発見しました。
カヤネズミは、日本で最小のネズミで、絶滅が心配されています。
イネ科の葉を利用して球状の巣を作ります。
巣の入口の大きさは、直径で500玉硬化くらいでした。
バッタやイナゴなど昆虫や、イネ科植物の種子を食べます。
近年の調査では、イネの種子はほとんど食べないことがわかったようです。


結局、3時間の捜索で、「ホソミイトトンボ」の越冬態は見つからず・・・
帰る途中に、地衣類がたくさん生えているポイントがありました。
この地衣類に擬態している昆虫がいるので、探すと・・・

コマダラウスバカゲロウの幼虫
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
OLYMPUS マクロフラッシュ STF-8(光量比 左1:右1)
STEP1で15枚フォーカスブラケットした写真を、Adobe Lightroom CCでRAW現像し、Adobe Photoshop CCで深度合成。
いわゆる「アリジゴク」なんですが、本種は砂地にすり鉢状の巣は作らず、地衣類を体に付けて擬態して、餌の獲物の待ち続けます。


本命の「ホソミイトトンボ」の越冬態の発見は、いつになるやら・・・


赤字には、主にオリジナルサイズの写真が閲覧できる「PHOTOHITO」のURLを埋め込んでいます。
http://photohito.com/user/13643/
PHOTOHITO」のページで写真を表示した後、さらに写真をクリックするとオリジナルサイズになります。
オリジナルサイズは、さらに拡大表示できますので、解像感の参考にして下さい。






# by ba-mf08 | 2017-01-08 21:11 | 昆虫 | Comments(0)

2017/1/4(水)のフィールドワーク

2017/1/2の時と同じフィールドを訪れました。
今回も撮影対象は、越冬中の「ホソミオツネントンボ」です。

道が空いていたこともあり、現地には午前7時頃に到着。
到着時の気温は1℃で湿度は86%(気象庁発表)。
気温は低いのですが、太陽が出ていたので、寒さをあまり感じませんでした。
ちなみに、フィールドを撤収する11時頃の気温は9℃で湿度は71%(気象庁発表)。

越冬中の朝の「ホソミオツネントンボ」は、体の側面をやや上向きの空に向けています。
太陽光を効率良く、体全体に当たるようにする行動だと思われます。
活動できる体温まで温まると、動き出します。(経験上、気温10℃前後)

体の側面を空に向けている状態では、望遠レンズで背景をボカそうにも、脚立などを利用しないと、
真横から体の側面を狙う構図で、頭部の先から尾部先端にピントを合わせる事はできません。
このような時は、より寄れるレンズを使用して、被写体に近い距離から撮影してます。
今回は、「ホソミオツネントンボ」の向きに合わせて、300mm単焦点レンズ、40-150mm望遠ズームレンズ、60mmマクロレンズを使い分けて撮影しました。


まずは、300mm単焦点レンズの作例

ホソミオツネントンボ♀
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO
背景の木の幹をボカすために望遠レンズで撮影しましたが、背景との距離が離れていなくて、開放絞りでもボケませんでした。
開き直って、解像度を出すために、二段絞り込みました。
焦点距離の短いレンズでも撮影しようとしましたが、手前に小枝があり、アプローチが困難でした。
結果的に、レンズ選択はコレで良かったと思います。


次に、40-150mm望遠ズームレンズの作例

ホソミオツネントンボ♀
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO(焦点距離 150mm)
明るい背景を選び、望遠ズームレンズで大きくボカしました。
撮影ポジションの後ろには木があり、コレ以上下がれない状況で、300mm単焦点レンズでは、撮影が困難でした。


次に、60mmマクロレンズの作例

ホソミオツネントンボ♂
OLYMPUS OM-D E-M5 Mark II
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
OLYMPUS マクロフラッシュ STF-8
マクロレンズの醍醐味の大写し。
ストロボ2灯でディフューザーを使用し、光量比は左1:右1で均等に当てました。

ホソミオツネントンボ♂
OLYMPUS OM-D E-M5 Mark II
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
OLYMPUS マクロフラッシュ STF-8
枝に擬態している様子を、少し引いた構図で撮影。
体の側面を空に向けている状況だったので、望遠系レンズでのアプローチは無理でした。
上から下を見下ろすハイアングル撮影で、地面が映り込み過ぎるので開放絞りで撮影しました。
ストロボは、木の影になったシャドーを起こす程度の補助光として当てました。

ホソミオツネントンボ♂
OLYMPUS OM-D E-M5 Mark II
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
OLYMPUS マクロフラッシュ STF-8
ストロボ2灯でディフューザーを使用し、光量比は左2:下1で当てました。
背景の質感が多少残った、生息環境の森が「なんとなく」わかる様に、少し引いた構図で撮影。
好みの背景になるように、一段絞り込みました。
この日の撮影分で、一番のお気に入り写真になりました。



前回、重い望遠レンズで手持ち撮影し過ぎたので、腕と胸の筋肉が悲鳴をあげて、酷い筋肉痛に・・・
今回は、終始、一脚を使用したので、楽チンでした(^^)
いろんなレンズ・いろんな構図で、たくさん撮影(約600枚)したものの、厳選したのはわずかに5枚・・・
練習のつもりでシャッターを切ったので多くて当たり前なのですが、選別が大変でした。


赤字には、主にオリジナルサイズの写真が閲覧できる「PHOTOHITO」のURLを埋め込んでいます。
http://photohito.com/user/13643/
PHOTOHITO」のページで写真を表示した後、さらに写真をクリックするとオリジナルサイズになります。
オリジナルサイズは、さらに拡大表示できますので、解像感の参考にして下さい。


# by ba-mf08 | 2017-01-07 10:06 | トンボ | Comments(0)